File No.018 太田黒芳春(真犯人フラグ)

作品

「真犯人フラグ」…2021年10月期~2022年1月期の2クールに渡り日テレ系で放送されたテレビドラマ。
お人よしで人を疑うことを知らない主人公・相良凌介は絵に描いたような幸せな日々を送っていたが、突如として妻子が行方不明に。
真犯人として疑われながらも持ち前の人の良さから周囲の協力を得、少しずつ真相に近づいていく物語。

人物

before

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嫌味度…★★★★★
奇抜度…★★★★★
優しさ…★☆☆☆☆
モテ度…☆☆☆☆☆

 

after

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嫌味度…★☆☆☆☆
奇抜度…☆☆☆☆☆
優しさ…★★★★☆
モテ度…★★★☆☆


亀田運輸カスタマーセンター部・部長で相良の直属の上司。
独身。離婚歴も無し。
ハラスメントを気にしつつも十分ハラスメントにあたる言動を繰り返すため、人望はゼロ。
唯一同調してくれるのは調子のいい部下・小峯のみ。
コンプレックスからか幸せな相良に嫉妬。
家族が失踪した後もここぞとばかりに陰湿かつ執拗に嫌味を言い続ける。
自身のお気に入りの部下・二宮瑞穂からの信頼を得ている点も相良に対する陰険な言動の一因と考えられる。
嫌味を言うだけでは飽き足らず、相良の不利になるようなことを「アフロディーテの下僕」のアカウントでYouTuberのぷろびんに密告。

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Twitter上の同アカウントにおいて瑞穂に対する想いをラップ調で表現。
また、グラドルのツイートに対し日常的にクソリプも送りつけていた。
相良が窮地に陥ると喜び、逆に幾度のピンチも瑞穂のフォローや元々の人望により乗り越えていく姿を見て悔しがる。
どうしようもなくひねくれた性格であった太田黒だったが、社内機密の密告や瑞穂の盗撮などが露見した際、カツラを被っていたことも合わせて白状して以来、自身の最大の秘密を暴露して気持ちがすっきりしたのか人が変わったかのように穏やかかつ寛大な上司に。
相良や瑞穂の温情に触れたことにより改心し、ぷろびんに相良の汚名返上動画の作成を依頼。
結果、このことが「真犯人・河村の罪の告白の生中継」という、相良の汚名をそそぐにはこの上ない程の決定打に繋がった。
ありのままの自分を受け入れ自信がついたせいか本来の人間的魅力が発揮され、それが部下・鴨井晴子を惹きつけ遂に結婚を果たす。

一連の事件において最も得をした人物、と言えよう。


特性

・ヒップホップ好き。キングギドラBUDDHA BRANDを愛好

・カツラの前髪を触るのが癖

・口癖は「どぅ?」

・ひねくれた性格の割に単純でおだてに弱い


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エピソード

メル・ギブソンをギブ・メルソンと言い間違える

・社内で「独身主義クラブ」という名の飲み会を開催するも会員が自分一人になり益々嫌味に磨きがかかる

・一連の事件に関する社内での不満を誰に頼まれるでもなく勝手に吸い上げ、全てお前のせいだと言わんばかりに相良にぶつける
その際「影響力は社長並み」と揶揄

・いよいよ進退が危ぶまれた相良に対し、不気味な笑みを浮かべる

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・瑞穂が相良の不倫相手として記者に追われていることをいいことに送迎を提案するも、鼓太朗に同じ提案をされ失敗
そもそもこの疑惑のきっかけとなった画像をぷろびんに提供したのも太田黒自身。ただし、そこまで計算した上での行為だったかは不明

・相良の失踪した妻・真帆の不倫について取り扱う番組を部で視聴していた際、出社して来た相良に遠慮した小峯が消すも、「状況把握のため」と称してわざわざつけ直す。
相良の存在の有無に関わらず勤務時間外は事件を取り扱う番組を積極的に部のテレビで流しており、部内での相良の評判を少しでも下げようという太田黒の意図が感じられる。

・落ち込む相良に珍しくコーヒーを差し出す。一見想いやりに溢れた行為に見えるが恐らくはいよいよ打ちのめされた相良の様子を目の当たりにし、優越感に浸っていたものと考えられる

・自分に対するハラスの訴えが複数上層部に寄せられていることを知り「ハラスハラスの可能性(ハラスをしていないのにハラスをしたと訴えられる、というハラス)ない?」と瑞穂に意味不明な確認。周囲に対する嫌味な言動は無自覚なのかもしれない。

・相良の失踪中の長男・篤斗が氷漬けにされた状態で社に送られてくるも彼の安否を気遣うどころか苦情増加を心配する発言をし、居合わせた鼓太朗にドン引きされる

・ぷろびんに瑞穂と新興宗教・かがやきの世界との関係を尋ねられるも「二宮くんだけが僕の目を見て挨拶してくれる。そんな女性他にはいない。二宮くんのような凛とした女性が心の寄りどころを求めるなんてありえない」と全否定

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・本社からの自主退職を促すような発言に対して「ヘコヘコしていればいい」と一見相良の味方であるような態度を取った後、一転「君自身のためでハラスではない」と念押しした上で自身が用意した退職願を押し付ける

・相良と瑞穂がぷろびんチャンネルを見ているのを目にし、自身がアフロディーテの下僕であるということが露呈することを懸念したのか、発狂し逃走(実は小心者)f:id:udukinokimi:20220424012147j:image

・フグ毒を飲まされ九死に一生を得た相良に退院祝いと称して有毒の水仙を贈る。部下たちに「最低」と非難される
→その後「毒を以て毒を制す」という、よく分からない持論を展開。相良のみ得心。

アフロディーテの下僕であるか詰め寄られた際、「ハラース!」と叫び屋上へ逃走。何故か被害者然とした態度を取り「この先自分を敬い、優しくすると約束しないと飛び降りる」と
意味不明な要求を提示

→相良に「本当の事を話して欲しい」と懇願され、何を勘違いしたのか全員が認知しているカツラを脱ぎ捨て一人清々する
→「本当の事を言わないと今後二度と口を聞かない」と瑞穂に脅されやっと正体と秘密漏えい及び盗撮の件について白状。後に瑞穂に「カス中のカス」と揶揄される

 

脱ヅラ後の好変化

・鼓太朗の謝罪に付き添う相良に「むやみやたらに謝るだけでは社員は守れない」と助言。

・自分のせいで交際中の小峯と晴子が仲違いをしたと知り、小峯のプロポーズ(フラッシュモブ)を手伝う
→ところが晴子が自分に好意を抱いていることに気づき小峯のライバルに変貌。積極的にアプローチ

・自分と同じく瑞穂へ好意を寄せる鼓太朗へ「二宮くんのSOSを見逃さないように」と進言

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キーフレーズ

「安心・安全・結局早い 亀や~ん急便」

毎朝朝礼時に部員一同唱える亀やん急便のキャッチコピー

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