2次創作 遺留捜査 「ストラップ」 第9話

最近、やたらお腹空いちゃってもしかしたらリバウンドしちゃってるかもしれない、ぎーやなです(・ω・)
北海道みやげの「じゃがピリカ」が超絶うまいのも一因…。

甘党ってほどじゃないんですが人なみ程度にはスウィーツが好きで、スーパーとかのデザートコーナーの前を通りかかると「おいしそうだなー」って思うのですが、そんな時に

「そんなの食べたら太っちゃうよー。いいのかなー?」

っていう声が聞こえてくるんですよねー。
もう、あえて誰の声かは書かないんだもん!

「私が太ったって、あなたには何の関係もないじゃない!」

って、思うのですが、結局買わずに通り過ぎるという…。

まぁ、食べないに越したことないのでいいのですが。

因みに、“おかたん=ドーナツ一個”くらいの満足感は得られるようです。
←ただ今、自分に対してモーレツに引いとります(汗汗)


さて、世迷言はこれくらいにしておいて、今回いよいよ殺人事件が解決します!




私立英光女学院前

 沢山の生徒が登校してくる。

 糸村「あの…篠原優美さん、ですよね?こういうものです」

警察手帳を見せる。

 篠原「ごめんなさい!」

 
月島中央署・空き室

 糸村「棚橋さんと君との関係は?」

 篠原「私、勉強漬けの毎日で少しおかしかったんです。つい魔がさして、万引きを…。そのことで棚橋に脅されて、無理矢理…」

 糸村「棚橋さんが殺された日、君はあの部屋へ行ったの?」

 篠原「はい。でも、私が行ったときにはもう殺されていました。私はただ、万引きしているところの写真を持ち出しただけです」

 糸村「パソコンやスマートフォンも君が?」

 篠原「いえ。すでにありませんでした」

 糸村「これを破ったのも、君?」

復元した生徒手帳の切れ端を差し出す。

 篠原「はい。アイツ、隠し撮りした動画や写真をラべリングするのに、その子にちなんだものを使っていたんです。おぞましい」

 糸村「君の場合は、生徒手帳の切れ端だった」

 篠原「はい。見つけた時、身の毛がよだって…もみくちゃにするだけじゃ収まらなくて、ビリビリに破きました」

 糸村「なんで、持ち帰らなかったの?」

 篠原「出ようとしたとき、ちょうどお姉さんが入ってきて、びっくりして撒き散らしちゃったんです。それに、ゴミだと思ってもらえるだろうって…。お姉さん、大丈夫なんですか?お姉さんが捕まったって聞いて、怖かったけど、誰にも言いだせなくて…。お姉さんは犯人じゃありません。私が行ったとき既に死んでました。お姉さんを助けて!」

 
取調室

 佐久間「ねぇ、いい加減仲間のこと教えてよー」

 恩田「さあなぁ」

 佐久間「コイツ、こっちが下手に出たら、調子に乗りやがって!」

胸倉に掴みかかる。

 二宮「ちょっと、佐久間さん。落ちついて…」

席に着く佐久間。

 佐久間「義理固いのもいいけどさ、心象が悪くなるだけだよ」

 恩田「黙秘」

 佐久間「この野郎!」

ドアが開き、遠山が顔をのぞかせる。

 遠山「佐久間さん、ちょっと」

 ドアの方へと向かう佐久間。
 遠山が耳打ちする。

 佐久間「はっはぁん」

着席して続ける。
    
 佐久間「お前、仲間のこと何も言わないの、義理固いからじゃなかったんだな」

 恩田「な、何のことや」

 佐久間「お前、この間殺された棚橋克也がいた闇金に2500万借金があったそうじゃないか」

 恩田「そ、それが何や…」

 佐久間「さては、仲間、というか主犯は棚橋だな?そして、棚橋を殺したのも、おまえだろ!」

 恩田「な、何を証拠に…」

 佐久間「棚橋のアパートの近くの防犯カメラ、死亡推定時刻前後にお前の姿がちゃんと映ってるんだよ」

 恩田「そ、そんなもん、証拠になるか!」

 佐久間「お前の部屋から押収されたパソコンとスマートフォン、詳しく調べたら誰のものかすぐにわかるぞ!」

 恩田「アイツが悪いんや!」


回想

 恩田「棚橋さん、5000万折半する約束やったんと違うんかい」

 棚橋「お前も、アホやなぁ。2500万もろただけやったら、ワシの取り分が無いやろがい!」

 恩田「折半ちゃうかっても、いくらかくれてもええやろ?」

 棚橋「お前、一流企業に勤めてる人間が闇金から金借りてるだけでもえらいこっちゃろ?その上、銀行強盗まで…残りの2500万は口止め料や。ははははは。ワシの周りの人間は、アホばっかりやなぁ!」

 恩田「アホはお前じゃ!」

後ろからナイフを突き刺す。

 棚橋「うっ…」
   
力尽きる。


取調室2

 水沢「あなたがかばってる女の子、見つかったわよ」

 相葉「ふんっ。すごいわねー、日本の警察って。なのになんで、棚橋みたいなやつをのさばらせてたの…」

 水沢「安心しなさい。あの子は犯人じゃない」

 相葉「え?本当に?」

 水沢「えぇ。たった今、真犯人が自供したところよ…」

 相葉「よかった…」

 水沢「何で見ず知らずの子のために、そこまでしたの?」

 相葉「一目見て、『私と同じだ』ってわかったから」

 水沢「えっ?」

 相葉「棚橋の部屋であの子と遭遇して驚いた。まるで、昔の私を見てるみたいだった…」
 
回想
 
 相葉「棚橋さん、いるの?キャー」

 篠原「わ、私じゃない!」

 相葉「大丈夫よ。つらかったね」

だきしめる。
   
 相葉「あなたの人生、こんな男のために無茶苦茶にする必要ない。大丈夫、私が何とかしてあげる」

 篠原「えっ?」

現在に戻る。

 水沢「でも、それじゃ、あなたの人生はどうなるのよ」

 相葉「はっ。私の人生は、もう既にズタズタにされてるから」

 水沢「ねぇ、その服、着替えたら?」

 相葉「え?」

 水沢「もう、嘘なんてつかないで」

~続く~


恵ちゃん、犯人じゃなかったんですね。
そして、まさかの銀行強盗と殺人がリンクしていたという…。

なんというご都合主義!(笑)
まぁ、完全なるアマチュアなのでそこのところはお許しくだされm(_ _)m

さて、事件は解決しましたが、恵ちゃんと仙堂さんは一体どーなるの?

そして、糸村さんが村木さんにお願いしていたもう一つのこととは?
恵が購入していたヒ素の謎とは…。

次回、いよいよ最終回!
全てが明らかになるかもです(笑)

一応伏線は全て回収したつもりですが、もれがあったらすみませんm(_ _)m