家族八景 Nanase, Telepathy Girl's Ballad 第2話(TBS,12)―桐生竜一…オススメ度★★★★☆

間食減ったのに、全然やせてなくて結構ショック気味のぎーやなです。

嗚呼、ダイエット、したい…。

今回は、久しぶりに過去作品から。

※ネタバレ注意※

あー、こういうシュールで不気味で、でも滑稽で、それでいて心理ついてて、かつ哀愁漂うドラマ、好みです。
時間があったら他の話も見たいところですが…。

筒井先生って、やっぱすごいな。
しかも、脚本はあの、佐藤二朗さん。面白いはずよな。

主人公の七瀬(木南晴夏)は人の心が読める能力者で家政婦。勤め先の家族の心の声が聞こえて…、というお話。

で、心の声の聞こえ方が各家によって違うそうで。
今回の桐生家では、心の声が聞こえるときなんと顔にお花が咲くようで…。←はなかっぱかっ!

で、個人によっても咲き方が色々なのですが…。

心の声が聞こえるときの、竜一さんがこちらっ!

イメージ 1

な、なんなんだ!この破壊力のあるビジュアルはっ!
もはや、誰かもわからぬ…。
君は「犬神家の一族」のスケキヨ君かっ!

あー、でも、僕蔵さんもう少し若かったら、スケキヨ絶対似合うと思うっ!

「(掠れた声で)母さん!スケキヨです!」

失礼しましたーm(_ _)m

桐生家は両親と息子二人と長子である竜一の妻と子どもの6人家族。
お父さん誰かなー、思ってたら、まさかの田山涼成さん。

涼成さん!実はすっごく好きなんです、私!
だって、演技力も確かだし、人柄もいいし、なんせかわいい!
奥様も超美人で仲良しなんですよねー。

バラエティーとかで涼成さん出てきたら、思わず

「涼成さん、かわいい」

と口をついて出てしまいそうなんで、ぐっと飲み込んでます(笑)
でも、にやにやしてしまう、という…。

しかし、今回の涼成さんさんは…。
定年退職して腑抜けになってしまう典型的な日本のお父さん。

一日中家をフラフラあるいてばっかで、家族からは総好かん食らってます。

で、かわいそうに思った七瀬。自分だけはと優しく接するんですが、それが後々仇となってしまうのです。


後日、七瀬がお掃除していると、見ちゃったんですよねー。
まさに「家政婦は見た!」だな。
というか、聞こえてきたんだよ。

竜一夫婦が昼間っから、イチャイチャしてるところを…。
あははは。これが、なかなか際どくて…。

イメージ 2

僕蔵さんの顔!
写真ではちょっとわかりずらいのですが、ちょっとすごい表情です。
※子どもはみちゃだめっ!(笑)

つーか、隣で子ども寝てるし…。

直接的な描写があるわけでなし、ただお互いの名前呼んでるのと表情しかわからない。
最後の方コタツがえっらい揺れてたけども。

でも、だからこそ、余計想像力を掻きたてられて、生々しくって、いいシーンですねー。

「子どもが起きるから」

っていう奥さんに

「起きないよー」

と竜一。このときのセリフがねー、もうさすがっ!

てか、この夫婦、どんだけ溜まってんねん!
まぁ、ただでさえ子どもがいたら、満足いかないでしょうし、さらに実家暮らしじゃねぇ、無理もないか…。

私、ラブシーンにはこだわりがありましてですねー。
あ、決して特別好き♡ってわけじゃなくって。

むしろあんまり好きじゃないからこそ、のこだわりで…。

あの、海外ドラマとかの性描写って、すごいじゃないですかー。
直接的っていうか…。

ああいうの、好きくないんですよ。

兼ねてから、もし、自分が映像作品の監督だったら(いや、まったく縁遠いのですが…)ラブシーンでは、顔だけ撮りたいなー、と思ってたので、まさにドンピシャ。

リンゴが転がって来るあたりも、いいっすねぇー。
西洋ではリンゴは性欲のメタファーとして使われることもあるみたいなので。

そして、お父さんも聞いちゃったんですよねー、息子夫婦のあれな声を…。
で、発情しちゃうっていう…。
で、奥さんに断られちゃうっていう…。←そりゃそやろ!

さらに、追い打ちをかけるように、孫が自分のことを嫌ってることを知って、暴走しちゃいます。

なんと、七瀬を襲おうとするのね!
その前に、食卓で桃にガッつくシーンがあるのですが、それときの涼成さんが、またいやらしくて…。

なんもすることなくなった老人って、最後、そっちにベクトルが向かっちゃうのねー。
子孫を残したいーっていう生殖本能が最後爆発しちゃうのかしら?
動物の性なのでしょうかねー。

なんか、考えさせられちゃう。

あ、西洋ではリンゴが性欲の象徴とされますが(それだけじゃないですが)、東洋では桃ですね。
桃太郎も、元々の話では桃を食べたお爺さんおばあさんが若返って、子を成すって話だったみたいです(諸説あり)

まぁ、桃のフォルムから、古え人がそういう風に連想するのも、わからないでもないっすね。
香りもいいし、甘くてみずみずしくて美味しいし。

因みにこのお話のサブタイトルは「水蜜桃

僕蔵さんもさることながら、今回は涼成さんに最後全部持ってかれた感じ。
見事に、老年期の男性の悲哀を演じ切られていました!

やっぱ、演劇って、素晴らしいっ!