元彼の遺言状 第10話(’22,フジ)ー裁判長…∞

観劇後こんなに早くドラマで拝見できるとは思って無かったので、とても嬉しかったです♪

 

舞台は篠田(大泉洋)が被告人の公判。

弁護人はもちろん剣持(綾瀬はるか)


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めちゃくちゃ素敵じゃないですかぁ゚+.゚(´▽`人)゚+.゚

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何が素敵って、お顔立ちは言わずもがなですが(*´ω`*)

この佇まいというか程の良さが絶妙で。

 

裁判長ってどうしても“威厳たっぷり”というか“エッヘン系”みたいな演技が良く見られるじゃないですか。

でも、僕蔵さんの場合はそうじゃなくて。

もちろん裁判長たる威厳はしっかりあるのですが、なんと言うか“重くなり過ぎない”というか、極めて事務的・実務的な雰囲気で。

 

淡々と粛々と公判を進めていく感じ。

 

いかにも公務員というか官僚チックな物腰がとてもリアルで

 

さすが正名僕蔵

という感。


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冷静沈着な裁判長も自由過ぎる剣持弁護士に少々辟易してるご様子💧

 

この注意の仕方も無感情というか、何か表現が難しいんですけど規律的・職務的な感じ。

 

従来の裁判長と比べて高圧的過ぎないのが絶妙。


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この裁判の何が凄いって裁判長と検事も然る事乍ら、傍聴席がとんでもない事になっててかなり贅沢な空間(笑)

そうそう、僕蔵さんと八嶋さんの静と動の対比が素晴らしかったです。

もちろん、僕蔵さんの動的演技ってものすごくらしくて、楽しいし身体表現の幅も広いし大好きなんですけど(太田黒とかw)

僕蔵さんの静の芝居の妙たるや!

ですよ。

僅かな表情の機微とか台詞の抑揚なんかで感情の変化を表現してて脱帽m(_ _)m

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この表情凄くないですか?

いいなぁ~。

あくまで中立的な立場で真っ直ぐ真ん中から本件を見ている感じが素晴らしい👏

ちょっと感嘆物よね✨

 

中盤までは剣持弁護士の奔放な法定戦術に難色を示していた裁判長でしたが、裁判員たちの後押しもあって段々と心象が変化したようで…。


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「却下します」

 

常に冷静な裁判長が冤罪の可能性を感じて若干熱を帯びているようで、たった一言なのになんと奥深い演技なのだ…。

 

こんなに魅せる裁判長が未だかつていただろうか。

法廷シーンって通常検事と弁護士が主になることが多くて裁判長にフォーカスした演出が少ないってのもあるからだろうけど、それにしても凄い…。

 

決して出しゃばらないのに、見所があるというのはどういうことなのだろうか…。

 

だってセリフってほぼほぼ従来の裁判長が言うような定型文だけなんだぜ。

なのになんでこんな魅力的なのさ💧

 

私の個人的感情差し引いても、そう言えるでしょう。

 

深いなぁ。

 

新たな裁判長像

 

を呈示して見せたような、パラダイムシフトとも言うべき革新的な演技、今回も大変良いものを見せていただきました。

 

ありがとうございますm(*_ _)m

 

常々思うんだけど、僕蔵さんって割とお若い時から

“誰がやっても同じふうになっちゃうような役柄”

“自分にしか出来ない役柄”

に変えてしまうのが恐ろしいところなのよね。

 

え?この役にまだまだこんな可能性があったの?

みたいな。

役柄の核を見出す観察眼とそれを掴んでモノにする分析力、そしてアウトプットする演技力の全てを高レベルで兼ね備えてらっしゃるのだなぁ。

 

そうじゃなかったらあんな深い演技出来ないって💦

 

凄いなぁ…惚れる♡(///ω///)

←そこにもまだまだ可能性があったとはっ!

 

何やねん、このオチ💧