相棒14-17話「物理学者と猫」(2016,テレビ朝日)―堀井亮准教授…オススメ度★★★★★

前々回「相棒3」について書きましたが今回は今年の早春放送された回について。

前も書きましたが、私は「相棒」の大ファンでもありまして…。
相棒って歴史長いんで、早期に出演されていた方が全く違う役で再出演されることってよくあることなんですね。

で、
「そろそろ僕蔵さんも、また出たらいいのに…」
って思ってたまさにその頃!

次週予告に僕蔵さんが!
「よしきたー!」
思わず叫んじまいましたよ(笑)

でまた、脚本も僕蔵さんの演技も良くってねー(もちろん右京さんが素敵なのは言うまでもありませんが)

※ここからネタばれ!※



この作品のいいところってまず脚本のよさ。
リアリティーが無さ過ぎるという声もあるようですが、私はこういうの好きです。

山嵜准教授を殺してしまう世界、成田教授のご主人を殺してしまう世界、逆に殺されてしまう世界…。
いろんな世界を彷徨った挙句辿り着いた現実世界は自分の計算ミスで教授を自殺に追いやってしまった、というなんとも辛くせつないものだった…。

それでもなんとか生きて、教授の研究を完成する道を選んだ(選ばされた)堀井。
しかも、この現実世界に導いたのは教授の生まれ変わりと思われる黒ネコちゃん!

このスト―リのおかげで僕蔵さんのいろんな演技を見られるというのもこの作品のいい(お得な)ところ。
事故に見せかけて殺したり、ナイフで殺したり(墓前のシーンもいいんすよねー)、ナイフで殺されたりetc…。

シュレディンガーの猫」について説明するシーンも好きです。
ため息からの「ご用件は?」ってとこ、たったこれだけのセリフに「うっとうしさ」とか「面倒くささ」、「呆れ」などいろいろ込められてる気がして。←かなり細かくて、スミマセン。

また、18年前の回想シーンもいいですねー。

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たまに、自身で若い時の回想シーン、「ちょっと無理があるやろ!」って思ってしまうことがあるのですが、めちゃ自然でビックリ!
一番若いので10年くらい前しか拝見したことないのですが、こんな感じでしたやん!
「ありふれた殺人」が確か2004年だったか…。
もうちょっとふっくらされてましたが、全然違和感ない。すごい!

また、出演時間の長さも嬉しいところ。
1時間ドラマ(正味45分)のなかでの出演時間って大体10分程度。20分出てたらかなり長い方。HEROなんか20分くらいの時ありましたが、出演者が多いので、やっぱり実質出番は10分ぐらいかな(また、井戸事務官についても書きますね^ ^)。

いつも僕蔵さんのシーン以外カットしてるので、時間がわかるのですよ(笑)

でも今回は約30分でした!
これは編集してないので(相棒は全部DVDに焼いています)なんとストップウォッチで測ってしまいました!
←細かいことが気になってしまうのが私の悪い癖なんです(笑)

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ラストのシーンもいいですねー。

ご乱心的なのもいいですけど、静かーな演技も味がありますねぇ。
よくぞこの役に僕蔵さんを当ててくださいました、って感じですね。
相棒のスタッフさんに感謝です☆

これ演じきれる俳優、ごく限られてると思いますよ。

って、相棒×僕蔵さんでファンの二乗になってしまってるせいか、めちゃ長くなってしまいました(汗)
自分でも引くわー。