警視庁捜査ファイル さくら署の女たち 第3話(07,テレビ朝日)―河野順平…オススメ度★★★★☆

「遺留捜査2」の再放送(関西地区)も終わり、「一人仙堂さん祭り」状態からも徐々に抜け出しつつあります。

“おじぼく”でお腹いっぱいになったので、ちょっと“若蔵”が見たくなりましてね…。

あ、今回からタイトル欄に“オススメ度”を5段階評価で表示することにしました。

過去掲載分にも随時追加する予定です。


さて、今回の役柄を一言で説明するとしたら…。

「正しい正名僕蔵の使い方!」

この一言につきますかねー。

これで大体どんな役どころかわかっちゃうかな?


※ネタバレ注意※

逢沢花(高島礼子)が以前担当した被告・峯村の裁判を傍聴に。そこで彼が怨みを抱いていると告白した3人のうちの2人が何者かによって殺害される。

さくら署の捜査員たちは当初、峯村が起こした殺人事件の被害者の両親が、峯村を間接的に殺人犯にしたてあげた3人へ復讐の矛先を向けての犯行ではないかと疑うのだが…。


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花が傍聴した裁判でのシーン。被害者遺族の後ろにしれーっと映りこむ僕蔵さん。

はい、犯人確定~♪

今現在こんなかんじで映りこんでたら大抵の人は気づいちゃうけど(名前わかんなくても)この年代だったら相当なドラマ通じゃなかったら、ごまかされちゃうのかもね。


峯村が恨みを抱く3人目の女は頭を殴打されるも、一命を取り留める。

さくら署の捜査員たちは入院中に再び犯人が現れると読んで24時間態勢で張ることに。


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出たー!
やっぱり犯人♪

僕蔵さんのナイフの持ち方、いいんよなー。
特に今回は指をぴらぴらーっとさせながら間合いを詰めてくる感じが、きもくてたまらぬ^m^
←あ、これは“芝居フェチ”としての感想ね

因みに白衣来てるのは医者に扮してるからです。

強いて言うなら、夜中に襲いに来てほしかったなー。
←このセンテンスだけ見たら、なんか、誤解を招きそうだ(///▽///)

m(_ _)m

やだって、白昼堂々ってちょっと無理があるでしょう。

大体は夜中に真っ暗な病室で寝ている相手をナイフで刺して、でも実は毛布で人が寝てるみたいに見せかけてて、で明りがついて刑事達がとりおさえるってのがよくあるパターンですよね。

奇をてらったのかな?河野の異常性を表現してあえてなのかな?
ま、どーでもいいっちゃいいけどっ。


実は河野、峯村と同じ職場に住み込みで働いていて、第一の被害者には自分もいじめられていた模様。

悪ものを懲らしめる仕事に就きたかったものの、司法試験に3度も落ちて(ん?デジャビュ 笑)法律は悪ものを退治できないから自ら手を下そうと今回の犯行に及んだ模様。


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うっひょー!
いっちゃってる役、ほんとよく似合うなー。

「警察が裁けないヤツを裁いたのだから感謝しろ」

だの

「僕が手を下してなかったこれから先もアイツら何してかしてたかわからない!」

だの、完全に狂っちゃってて、(^ω^)ですわー♪

“挫折して歪んじゃうインテリ” うん、ぴったりだね。


これはだいぶ少数派の意見だと思うのですが、ぎーやなさん的には僕蔵さんの気持ち悪い演技って

「不気味さと美しさが共存した演技」

だと思うのですねー。

あ、もちろんただただキモいだけの時もありますけどね。

それはそれで、それが求められてるからだと思うのですが。

なんかねー、「きれいなー」って思っちゃうのね。
それは“中の人”が好きだから、なのかもしれませんがね。

この作品、主テーマも「犯罪者に対する環境要因」つまり生い立ちとか境遇について焦点が当てられてて、「責任の所在は罪を犯したものだけにあるのか?」といった、ちょっと文学的な切り口で面白かったですねー。

あんまりね、「すきすきー\(❤ω❤)/」ばっかり言っててもあれなんでね。
今回はちょっとマジメモードでお送りしてみましたー。

渋い魅力の仙堂さんも素敵でしたけどもね、「やっぱり30代もステキだわ」
って、結局年代関係なく好きなんでしょうねー。

今までも、この先も…って、企業のキャッチコピーか!(笑)